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【専門家監修】女性×現場監督というキャリアの今後について

現場監督 女性

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東京オリンピック・大阪万博などの建築ラッシュや都市開発により

建設業界は好景気を維持し、待遇面も向上しています。

 

男性中心で体育会系のイメージがある建設業界ですが、

女性の現場監督の活躍も近年増えてきました。

 

人手不足の解消のために、女性でも働きやすい環境整備がされてきたことが主な要因です。

 

では、女性の現場監督がどのような業務を担当し、どのような利点があるのか、気になる方も多いことでしょう。

今回は、女性の現場監督の業務内容や利点、そしてキャリアアップの方法について解説します。

 

女性でも現場監督は務まる!

現場監督の1日の流れ

女性現場監督の一日は、男性現場監督と特に変わりません。

 

朝から夜まで、現場の安全確認から始まり、品質管理に加え

スタッフの管理や進捗管理など多岐にわたる業務を行います。

 

また、プロジェクトによっては、クライアントや設計事務所との打ち合わせもあり

柔軟な対応力が求められます。

 

具体的なスケジュール例

  • 8:00 – 現場到着後、安全確認および報告書の準備
  • 9:00 – スタッフとの朝礼、1日の業務確認
  • 10:00 – 現場の進行状況の点検、品質管理
  • 12:00 – 昼食休憩
  • 13:00 – 午後の作業開始、随時クライアントや設計事務所との打ち合わせ
  • 17:00 – 作業終了後の報告書作成、翌日の準備
  • 18:00 – 現場を後にする

 

現場監督の年収

dodaによれば、現場監督の平均年収は約444万円というデータが示されています。

 

国税庁が発表した「令和3年分民間給与実態統計調査」によると、

日本の平均年収は443万円とされており、これは現場監督の年収とほぼ同等であると推測されます。

 

ただし、勤続年数や企業の規模、そして個々のスキルや技術の有無によって、

年収は大きく異なります。

 

女性現場監督の将来性

建設業界において、女性従業員の増加は目覚ましく、

過去20年間で女性比率が着実に増加してきていることは統計的にも明らかです。

 

建設業界が深刻な人手不足に直面しているなかで

国土交通省の資料によれば、2022年時点での建設業界の就業者数は479万人であり、

ピーク時である1997年の685万人と比較して減少している実態があります。

 

この人手不足の影響もあり、業界全体で女性が建設業界におけるキャリアを構築することが推奨され、

多様性が重視されています。

 

特に現場監督というポジションでは、女性固有のコミュニケーションスキルや視点が高く評価されています。

また、現場監督として必要なスキルや技術を習得することで、女性も自らの可能性を広げることができます。

現場監督の役割は未経験者でも着実にステップアップできるものであり

将来性が非常に高い職種の一つと言えるでしょう。

 

【参考】第12・13回改定日本標準産業分類別就業者数

 

女性現場監督のメリット

現場で歓迎されやすい

建設業界は従来、男性中心の業界です。

その中で女性が現場監督として活躍すると目立ちやすく、顔と名前をすぐに覚えてもらえます。

 

労働環境の整備、多様性を重視する社会への変化によって

女性の参入が増えつつありますが

まだまだ男性が圧倒的多数を占めており

女性の存在はまだまだ少ないのが現状です。

 

しかし、女性特有の視点やアプローチが建設現場全体の質の向上に貢献しやすいと注目され、

スタッフやクライアントとの円滑なコミュニケーションが期待されています。

 

建設業界における女性のリーダーシップは

チーム内外での協力関係を構築する上でプラスの要素となります。

 

出産や育休があってもキャリアを続けられる

建設業界においては、人手不足が深刻な課題となっており

スキルや経験を持つ人材は企業にとって貴重な存在です。

 

そのため、産休や育休を取得して一時的に現場を離れたとしても

復帰しやすい環境を整える企業が増えてきています。

 

また、復帰後に転職を考える場合でも、現場で培った経験や実績を十分にアピールすれば

キャリアアップの機会が広がりやすくなります。

 

実際に、女性が産休や育休を取得し

柔軟なサポートを受けながら復帰する企業も増えています。

 

女性目線での気づきや意見は重宝されやすい

男性中心の建設業界において、女性独自の視点が企業にとって貴重な資産となります。

 

男性の視点から見過ごされがちなアイデアや意見が

女性の視点から導き出され、設計に反映されることがあります。

 

さらに、女性ならではの細やかな気配りや丁寧なコミュニケーションが

職人や設備会社との意見の相違を円滑に解決するのに役立つことがあります。

 

伝統的な男性中心のイメージを変え、女性が活躍することで、

より良い労働環境が整い、工事全体の品質向上につながります。

 

このような観点から女性現場監督の存在は、業界全体の発展に大きく貢献する考えられ
重宝する企業も今後は少なくないでしょう。

 

女性現場監督が辛さを感じるポイント

ロールモデルがいない

女性の現場監督が増えているとはいえ、まだまだ少数派です。

 

先輩や同僚がいないと、悩みや目標を共有できなかったり、孤独を感じることもあるでしょう。

そんな不安を感じる方には、女性の採用に積極的な建設会社での就職をお勧めします。

 

実際に現場で活躍している女性監督がいれば、キャリアの構築方法や家庭での悩みも相談できるでしょう。

 

身体への負担が大きい

建設現場では、建設資材の移動や設置などの作業が必要であり、十分な体力が必要です。

また、屋外での作業が主であるため、悪天候や季節の変化の影響を受けやすい環境でもあります。

 

このような状況下で女性が働く場合、男性と比較して不利な面があるかもしれません。

周囲からは、男性との体力差や疲労の蓄積を心配されることもあるでしょう。

 

しかし、近年では、作業環境の改善や労働条件の見直しが進んでいます。

女性も快適に働けるような環境整備が進められ、

その結果、より多くの女性が建設現場で活躍することが可能になっています。

 

長時間労働

建設業界では、残業や休日出勤を余儀なくされるケースがあります。

現場監督も例外ではありません。

 

特に女性においては、仕事と家庭の両立が難しくなることでしょう。

 

そのため、現場監督を目指す場合は

ワークライフバランスを重視してくれる企業や

女性現場監督を歓迎し支援する企業を選ぶことが非常に重要です。

 

また、紹介予定派遣を利用することで
ワークライフバランスを保ちながら働くこともおススメの手段の1つです。

 

女性現場監督におススメの資格

建築施工管理技士資格

建築業界でのキャリアアップに不可欠な資格の一つです。

建築施工管理技士資格を取得することで

建築工事の施工管理に関する高度な知識や技術を身につけることができます。

 

女性の現場監督がこの資格を持つことで

建築プロジェクトの管理や指揮をより自信を持って行うことができます。

 

プロジェクトマネージャー(PMP)資格

プロジェクト管理の専門家として認められるための国際的な資格です。

PMP資格を取得することで、プロジェクトの計画、実行、監視、制御、閉鎖など

全体的なプロジェクト管理のスキルを磨くことができます。

 

プロジェクトの進行状況をより効果的に管理し

スムーズなプロジェクト遂行に貢献することができます。

 

リーダーシップ開発プログラム修了証

建築施工管理技士の補助業務を行うための資格です。

 

建築工事の計画や施工の進行管理、技術的な指導補助など

建設プロジェクトのサポート業務に関する知識と技術を身に着けていることを証明します。

 

この資格によって、現場監督の補佐として建設プロジェクトに関わる幅広い業務を担うことができます。

現場監督としてのキャリアを築く上で、大きな経験よスキルの獲得に役立ちます。

 

 

女性現場監督のキャリアアップについて

大阪万博において海外パビリオンの建設が開幕に間に合わないのでは?
と各ニュースで大々的に報じられているように

建設業界は、ますます人手不足が深刻化しています。

 

この課題に対処するため、業界内では女性の就業環境改善に力を入れています。

 

建設業は実績や専門知識が評価される職種であり、

着実に経験を積めば、女性でも管理職や現場代表になるチャンスが充分にあります。

 

キャリアアップすることによって、収入も増えることでしょう。

特に現場監督の不足が深刻化している今、建設業界に挑戦する絶好の機会であることは間違いありません。

 

さらに、女性が結婚や出産などのライフイベントに適切に対応できるよう

業界全体で柔軟な制度改革が進められています。

 

一方、一部の企業では出産による不当な扱いや、マタニティハラスメントなどの問題が起きていますが

建設業界ではそのような事態を回避することに努めており

建設業界が女性の力を必要としていることが伝わります。

 

長年の経験と知識を積んでいくことで、女性もキャリアアップしやすい環境が整っています。

将来性のある仕事として、建設業界を考えるのはいかがでしょうか。

 

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