【専門家監修】施工管理が食いっぱぐれないと言われる理由
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施工管理の仕事に取り組む中で、必ずしも取得しておきたい資格は「施工管理技士」になります。
AIの発展により、人の仕事がAIによって代替される仕事が出てくることが予測されることから
リスキリングなどを通じて「手に職を就けたい」というニーズが高まりつつあります。
その中でも「施工管理技士」という資格は、将来的に長きにわたって食いっぱぐれない可能性が非常に高いです。
この記事では、「施工管理技士が食いっぱぐれない理由」をテーマに、
資格の重要性を5つの観点からご紹介いたします。
・大学卒業後に施工管理を目指している
・自身の手に職を就けたく、施工管理を考えている
上記の方には特におすすめの内容となっております。
是非最後までご一読ください。
施工管理技士が食いっぱぐれない5つの理由
食いっぱぐれないとは、仕事の依頼が安定してあることを指します。
ここでは施工管理技士が食いっぱぐれないと言われる5つの理由を紹介します。
①仕事が無くならない
建設工事への需要は、完成した時点で終了しません。
経年に伴う老朽化や必要なメンテナンス、建物の再建など
工事の後にもさまざまな課題が発生するためです。
たとえ新しい建造物への需要が低下したとしても
リフォームや保守点検を怠れば、建物の機能を維持することが難しくなります。
そのため、これらの需要はむしろ増加する傾向にあります。
建設経済研究所の建設経済モデルによると、
2023年度の建設投資見通しは、68兆4,300億円で
この数字は2000年度以来の過去最高額を記録しました。
また、2004年から19年連続で建設投資額は上がっており
むしろ成長している産業とも見て取れます。
参考:建設経済モデルによる建設投資の見通し( 2023 年 4 月 )
さらに、施工管理の仕事は高度な専門性を要するため、誰でもできるものではありません。
建物が存在する限り、この職業はなくなることはありません。
施工管理の仕事が無くならない理由と言えます。
②深刻な人手不足が続いている
現在、建設業界においては、深刻な人手不足が続いております。
更に、建設関連の従事者の約3割が55歳以上という高齢化が進んでおり、若手人材の確保が急務となっております。
しかしながら、若年層の建設労働者数は増加せず、この傾向が続けば人手不足は一層深刻化することが予想されます。
当然ながら、施工管理者も不足しており、特に施工管理技士の有資格者は非常に需要が高まっております。
このような状況から、施工管理技術検定の受験資格が緩和され、多くの方々が受験の機会を得るようになりました。
更に、施工管理技士に加え、新たな資格である「技士補」が設けられました。
これらの措置により、若年層を含む多くの方々が活躍の機会を得ることができるようになりました。
活躍できるチャンスが広がっている中で、採用市場も売り手市場であることから
求職者にとってはこの上なく追い風が吹いている業界であるといえます。
③手に職がつく
施工管理の仕事は、専門性が高く、経験を積むことで貴重なスキルを身につけることができます。
特に、施工管理技士資格を取得すると、さらなるステップアップが可能です。
また、施工管理技士の資格がないと行えない業務が存在する独占業務を持ちます。
よって、施工管理の仕事は、手に職をつけたい方にとって最適であり、資格取得はキャリアの発展に大きく寄与します。
④AIに代替されにくい
総務省の調査によれば、施工管理はAIによる代替が難しい職種の一つとして挙げられています。
施工管理は、複雑で多岐に渡る課題に対処し、現場の状況を即座に判断する必要があります。
確かに、AIの技術が進歩している中で、一部の業務は自動化されるかもしれませんが、
施工管理技士のような専門家の洞察力や経験は、AIによって完全に置き換えることは難しいと言われています。
⑤年収アップの基準が明確
全ての建設現場には、法律によって定められた技術者の配置が義務付けられています。
技術者になる条件の1つに施工管理技士の資格を保有していることがあり、
彼らは高度な建設技術を管理する役割を果たします。
企業の中に施工管理技士がいるということは、企業にとって非常に重要です。
施工管理技士の資格を有することが年収の向上に直結します。
資格手当が支給され、より責任のある仕事を任されることで、昇進や昇給のチャンスが更に広がります。
経験を積み上げることに自身の市場価値も積みあがっていくため
転職によって更に年収を上げることも可能です。
施工管理技士になる際の懸念点
施工管理技士の資格を取得した際に、手に入れられる恩恵が大きい反面、苦労することも多いです。
施工管理は、決められた納期に工事を間に合わせないといけないために、納期が迫ってきたり、
その日予定していた工程が完了しない場合には、残業や休日出勤が増える傾向にあります。
そのため、他の職種や業界と比べても「残業が多く、休みが少ない」傾向にあります。
国土交通省が公表しているデータによると、
2021年における年間実労働時間は全産業の平均よりも90時間多く
平均的な休日の取得状況は4週6休が最多で、週休2日の確保が難しい実情があります。
また、施工管理の仕事は、その日ごとに取り組む業務が異なりことに加えてマルチタスクに陥りやすい側面を抱えています。
おまけに、納期厳守であるために、工期に追われる状況が常です。
その結果、残業が多くなりがちで、長時間労働は避けられない実情があります。
厳しい納期による焦りによる人為的ミスやコスト管理が上手くいかないなど
工事現場は思わぬトラブルが起こることも珍しくなく
それに対応するための迅速な判断力と対応力が求められるため、精神的なストレスも大きくなります。
こいったことから肉体的にも精神的にも疲弊してしまう場合があります。
安定した環境で施工管理技士を目指すなら、派遣がおススメ
週休2日は確保したい!残業は避けたい!
だけど、施工管理技士の資格は手に入れたい!
そんな方におすすめの選択肢に、派遣社員として働くがあります。
派遣社員の雇用契約は派遣会社との合意に基づいています。
派遣会社は、建設会社との契約をもとに、従業員を派遣するわけですが
施工管理者はこの契約を無視して過度な残業などを、派遣社員に指示することは許されません。
もし残業が発生した場合についても、残業代を支払うのは雇い主である派遣会社ではなく、
派遣先の建設会社が持つことになるため、工期がひっ迫している場合などを除いて
残業が発生しにくいことから、自身のプライベートを確保しながら建設業で働きたい方にとっては
特におススメの選択肢になります。
施工管理への就職・転職はレバキャリへ
レバキャリは、建設業に特化した人材紹介と人材派遣の会社です。
きつい・汚い・危険といった3Kのイメージが強い業界ではありますが
私たちは【一人ひとりが主役 】になれる【 スキルアップがキャリアアップに直結する】
非常に魅力のある業界だと確信しています。
紹介予定派遣を利用することで、残業や土日出勤を限りなく抑えたうえで建設業に就業することが可能です。
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仕事探しを行う中で、このような思いを抱いてはいないでしょうか。
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水野源太
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株式会社レバキャリ 1級電気工事施工管理技士
静岡県出身。新卒で大手総合設備会社に施工管理として就職し、大型現場の再開発工事を経験。その後、建設人材派遣会社へと移り、複数現場で施工管理としての経験を積む。1級電気工事施工管理技士に合格したのを機に、同社の本社へと出向。研修講師としてTfas研修・AutoCAD研修・専門知識を付与する研修・コミュニケーション研修等を担当し、1000人以上に対する研修を実施。副業では月間10万人が見る教育系テックメディアの立上げ、SEOの実行支援、ランディングページの制作を経験。2024年4月に株式会社レバキャリにジョインし、「建設業で長く働く人を一人でも増やす」為に研修やフォロー、マーケティング業務に従事。